夢判断31「実家に奥様から電話」p2

  
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実家に奥様から電話



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えり 様
既婚 欧州在住

タイトル/「実家に奥様から電話」


鈴木めいや

質問4)

「年老いた父母、嫁に出た妹を残して、外国で気ままに生きる自分に心苦しくあります。」

とのことですが、その解決とまではいかないにしても、そのお気持ちを動機にして、何かことを起こそうとなさったことなどはおありでしょうか?

お答え出来る範囲内で結構ですので、もし宜しければ、返信を頂ければ幸いです。
宜しくお願い致します。

えり様

外国にいて、日本の家族に出きる事は、何かの時には帰国して助ける事だと思い、何かあれば、必ず帰っています。

いつかは、私が父母の生活が成り立つように、何か事を起こさねば、と思っています。
その時には、主人と、半別居状態になるなあ、どうしよう、と思いますが、これといって具体的な計画は見えていません。
そして、なぜか私は、ここに帰ってくると、連絡が疎かになるのです。 実家は、今、落ち着いている、というのも大きいですけども。
葉書の一枚でも、親戚、友人に送ればいいのに、それも面倒というか、日常に追われて余裕がなく、出来ない感じです。
それも心苦しいです。

どうぞ、よろしくお願いします。

鈴木めいや

質問にご回答いただきまして、ありがとうございました。

「いつかは、私が父母の生活が成り立つように、何か事を起こさねば、と思っています。
その時には、主人と、半別居状態に〜」

とのことですが、ここで言う、「何か事を起こしたとき」というのは、少し大げさな言い方をしてしまえば、いま送っている私生活での基本的な行動や言動のパターンを見直し、何らかの側面が大きく変わるとき、ということができるかと思います。 それは、いまの生活の、心の基本的な何らかの側面の崩壊のようなものであり、今後、まったく新しい人格(基本的な行動や言動のパターン)の一側面を築き上げるためには必要な崩壊ということができるかと思います。

そして、今回送って頂いた「奥様から実家に電話」の夢は、無意識が感じていたと考えられる、そんな将来に対する大きな心の変動の予感や、それに関する不安感のような心の働きがモチーフ(この夢を生んだ動機)となっているように感じられますね。

【 夢判断 】
私生活での今後の進展のために、心の基盤を組み立てなおそうとの試みが生じたことをあらわした夢


無料ページでの解釈の繰り返しとなりますが、現実に実在するその実家は、幼い頃から慣れ親しみ育った場所ですので、夢の中の実家という心像は、ご本人が幼い頃から育ててきた基本的な人格(基本的な行動や言動のパターン)形成の基盤と大きく関わり、そこはある程度、ご本人の好きなように動ける場所、ということから、より分化・発達した意識活動(主機能、今回の問診チェックでは感覚的な働き)の側面をあらわしている可能性を考えることができます。
あるいは、夢の中の実家は、最も基本的な心の基盤そのものを象徴しているのかも知れません。そして、そんな実家には親戚が集まっています。

基本的に、夢の中の登場人物は皆、ご本人が持っている「その人で表すのが一番ピッタリな」何らかの性格の要素が表現された心像ですので、そこにはあなた自身が持っている様々な心的要素が集まり、意識の統合性に優れている状態となり、とても自分らしいときの意識の状況をあらわしています。
ですが、そのような自分らしくあるとき(実家にいるとき)に、意識の統合性を脅かすような電話がかかってきます。

電話は、簡単には確認不可能な遠くの領域(無意識の深い領域)から直接メッセージを受け取ることができる、とても便利な道具です。これは、心の様々な働きの中でも、直感的な働きによく似ています。

直感とは、無意識の側面から直接的に、突如として意識に浮かび上がってきた何らかのイメージや観念のことを言うのであり、それは予期せぬひらめきであったり、思いつきであたりします。

このことから、広く一般的に、予期せぬ直感(無意識の深い層からダイレクトに伝わる、意識への突然の介入)の働きを表現するのに、夢は「電話」という心像を使う場合が多くあります。
そして、今回の問診チェックでは、あなたは直感的な心の働きがもっとも劣等な側面でしたので、そんな電話で象徴している直感的な心の働きに、ひどく脅かされることとなってしまったようです。

そんな電話の主は、奥様という恐ろしい影の心像です。
影の心像とは〜

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