心理学用語辞典「セルフself」

夢に円形状の物や崇高な人物などがあらわれた場合。

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■ セルフの心像

セルフの元型は、夢の中では、中庭や丸い噴水、丸い花壇、あるいは指輪などの円形状の物や、マンダラや雪の結晶などのバランスのとれた模様、あるいは崇高な人物やあらゆる自然物などによってあらわされる場合があります。

個人の夢を何年にもわたって長期のあいだ、細部に至るまで注意深く観察していくと、その夢の内容は何らかのパターンに従いながら産出されているように見えることがあります。つまり、ある定まった内容が微妙に表現を変えながらあらわれ続けたかと思うと消えうせたり、それと似たようなモチーフの夢がまたあらわれたり、あるいは、全く同じ景色を何回も続けてみたりする場合もあります。
そして、何年分もの夢を全体的に見るならば、同じようなモチーフの心像が徐々に変化しながら表現されていることに気がついたりします。
夢は、象徴についての知識がない人が個々としてみるのなら、「何の規則性も無い支離滅裂な像に過ぎないとい」うことになりがちですが、夢を世界中の神話や昔話が示している象徴についての知識を持つ人が、シリーズとして見るのなら、長期にわたる夢のパターンには何らかの規則性を持っていることを見出すはずです。
そしてそこには、その規則性を与える組織化されている何らかの働きがあると仮定することが出来ます。その心の中心にある何らかのシステムは、心の成長を促すと思わせるようなものであり、夢のパターンを作り出す原水のようなものであります。
その中心的な働きを、"セルフ"の元型と呼びます。
セルフの元型が活性化されると、心全体の調和がはかられ、不安定であったりバランスの悪い心の状態のバランスがはかられて心の健康に繋がります。あるいは、非常に不安定で壊れやすいような緊迫した心の状態に対して無意識はセルフのイメージを意識に送り、必死になってバランスを保とうとしている場合もあります。
セルフの元型は、夢の中では、中庭や丸い噴水、丸い花壇、あるいは指輪などの円形のものや、マンダラや雪の結晶などのバランスのとれた模様、あるいは崇高な人物やあらゆる自然物などによってあらわされる場合があります。

【 元型:セルフ(円形状の物)と関係があると思われる夢 】

○ 夢診断19 中庭のシャチホコ
○ 夢診断16 洋館内を探検する


■ セルフの人格化の心像

⇒ 元型:老賢人(オールドワイズマン)の心像

セルフの元型が父性的なものとして人格化されたとき、夢のなかでは王様や仙人、叔父や祖父、年老いた社長や校長などの権威者や、あるいは誰かは分からないけどとても崇高な老人としてあらわれます。
それは基本的に、理論的で賢く、厳しくて秩序を整え、正義や道徳観、向上心、そしてどこか、"完成された人格"といったイメージを伴なっています。
それは厳しい視線で秩序や規律を整え、現実をコントロールして仕事や生活をしていくためには必要な元型的な働きです。
現実では、「老子」などにこの元型的なイメージが投影されてきました。
老賢人の元型的な働きは、善悪を判断し、豊かな知恵のある理想の男性像ですが、あまりにもこの側面が強く働きすぎると、子どものような伸び伸びとした自由な心の働きが消えてしまいます。

グリム童話などの世界中の昔話では、主人公がピンチに陥ったときなどには度々この老賢者があらわれ、主人公に助言を与えたり、ピンチをしのぐためのアイテムを与えたりして主人公の力となります。
おとぎ話によくありがちそのような場面は、心理学からみると、セルフの元型が活性化して危機に瀕している心の状態を何とかして持ち直そうとしているというセルフの働きが表現されていると考えられます。
そして、そのセルフの元型が活性化されてピンチを乗り越えることによって、心は飛躍的な成長をとげたり、お金には換えがたいような貴重なものを手に入れるまでに至るのです。
世界中の昔話が示しているように、夢の中で老賢者(セルフが人格化された心像)と出会ったら、素直に彼の助言を聞き入れることが大切のようです。

⇒ 元型:始源児の心像

セルフの元型が人格化された心像で、老賢人と同じくらい重要なシンボルがあります。
グリム童話などの世界中の昔話には、素晴らしい知恵を持つ子どものお話しがあり、その子どもは、純粋無垢で、未来への可能性に満ちていて、どうしても出来そうにないような無理難題を、素晴らしい力や今までにはなかったようなアイデアや知恵などの、超越的な能力でクリアしてしまったりするものです。
日本では、「一寸法師」や「桃太郎」、「金太郎」なども始源児の元型的イメージと関係していると考えることが出来ます。
そして、夢の中の子どももそれと同じような意味(つまり、心に均衡性を与えるセルフの元型)を持つ場合も珍しくありません。

⇒ 元型:崇高な人物

女性の夢の場合は、セルフの元型が人格化されたとき、賢明で力強い女神や、あるいはだれなのかは分からないけれど同姓(女性)の崇高な人物として人格化される場合もあります。


■ セルフの自然物の心像

⇒ 聖なる石の心像

『人間と象徴』という本によって解説されているように、セルフの元型は、石(あるいは宝石)の姿をとって象徴される場合があります。

⇒ 聖なる動物の心像

『人間と象徴』という本の中では、「自己はしばしば助けになる動物として表される(心の本能的な基礎の象徴である)」と解説しています。