心理学事典「元型派・古典派・発達派」

  
夢と解釈のサイトlogo

HOME > 夢と心理学 > 心理学辞典 > 元型派・古典派・発達派


心理学事典「元型派・古典派・発達派」


ユング博士の没後、ユング派の心理療法は現在に至るまでに、大きくわけて三つの学派に分かれました。

そのなかの一つ、元型派は、古典派のように神話やおとぎ話しを古典的な解釈によって夢に当てはめて考えようとはせずに、 元型からなるイメージそのものを大切にします。夢のなかに表れたイメージそのものが大切なのであり、純粋に夢のイメージと遊ぶような態度で接していくのが特徴です。

古典派は、夢のテーマと神話やおとぎ話し、昔話などのテーマの共通点を探り、その古典的な分析を参考にして夢を解釈していきます。
古典派の心理療法は、来談者の夢を数年という長期にわたって分析し続け、夢のテーマやモチーフの中から昔話などの共通点を探すことに重点が置かれています。

発達派はロンドンを中心に活躍し、人格の発達には幼児期の重要性を強調しているなど、フロイト派の精神分析に近い考えを持っています。