夢解釈22「二匹の大蛇」の3ページ目

職場での適応上、心の変化を支える
ために必要な要素について語られた夢

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ゆり様
35才 女性 既婚 会社員

タイトル/「二匹の大蛇」

無料ワンポイントでの夢解釈⇒ bbs698(二匹の大蛇)

この大蛇は、無意識の心の側面、毒性と再生の両義を併せ持つ、無機的な機能という風に解釈されていましたが、濁った川のなかからずんずんと進み出てきて、挙句の果てに私の実家にまで住み着くという行為そのものには、たとえば、どのような意味があるのでしょうか。
少々気になるので教えていただければと思います。
解釈の手助けになると思いますので、1週間ほど前に見たおそらく関連する内容の夢をご紹介させていただきます(1回分の料金でこの夢も解釈してください、というわけではもちろんありません。あくまで上の質問に対するご参考としてご利用いただければと思います)。

やはり昔住んでいた実家(大蛇の夢に出てきた家の次に住んでいた家で、11歳〜22歳位まで住んでいた)にいます。
居間の窓を開けて地面をみると、そこにやはり2匹の蛇がいて土の中をうねっている、というものです。この蛇は通常のサイズで、色も普通の蛇のような黒に近い灰色でした。
普通の蛇、という印象でした。怖いとか気持ち悪いとかは別にありませんでした。
上記ご確認のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

鈴木めいや

ゆり様、こんにちは。
ご返信いただきまして、ありがとうございます。

その大蛇2匹は、一匹は母の傍ら、もう一匹は父の傍らにいて、マッサージチェアのほうに寄ってきたのは父のほうにいた蛇でした。

父のほうにいた蛇が、マッサージチェアのほうに向かってきたというこの描写は、2匹の大蛇という相対的な要素の中でも、父性的なものと関係を持つ何らかのもの(蛇)が接近してきた、という状況について語られているのでしょう。
それは、気味が悪いので否定的な要素の可能性もあり、その象徴性を考える場合、やはりその頃の父親との関係や、父親を思い浮かべたときの連想を広げる作業をする必要があるでしょう。
そして、その蛇は、おそらく母親の近くにいた蛇とは相対的な意味合いがあるように思えます。
また、1週間ほど前に見たという夢、

「2匹の蛇がいて土の中をうねっている」

についてですが、「母なる大地」という言葉があるように、土は、様々な植物がそこから育ち、死んだ生き物は全て土に還る、ということから、一般的に母性的な意味合いがあります。
この夢を含め、このマッサージチェアに近寄ってきた蛇以外の蛇は、全て、母性的なニュアンスを匂わせますが、この蛇だけ、父の傍にいたということから、父性的な要素と何か関係があるのかも知れません。

濁った川のなかからずんずんと進み出てきて、挙句の果てに私の実家にまで住み着くという行為そのものには、たとえば、どのような意味があるのでしょうか。

とのご質問についてですが、それが、この夢の最も重要なポイントであるように感じられます。
つまり、この夢に登場しているいくつもの蛇は、基本的に全て、「大きな変化を支えるための何か(おそらく母性的・女性的なエネルギー)」であると考えていますが、そのような考え方をする理由は、この夢は、「濁った川」という心像で表現されている心の領域(あるいは心の状態)から、「昔の家」という心像で表現されている心の領域に、"場面が変わる"という文脈を持っており、まさに、その変化の過程を支え、見守るようにして、その両方の領域に同じ蛇が居座っているからです。
そして、子供の頃に住んでいた家の連想を聞いて、その変化の意味は、もう少し掘り下げることができそうです。つまり、

いわゆる、大して悩みらしい悩みのない、のんきで自由な子ども時代です。

というお答えを頂いておりますので、両親という基本的に安心のできる心像の中にある、「大して悩みらしい悩みのない、のんきな」心の領域であるのかも知れません。
なので、ドブ川と、昔の家の両方に蛇がいたのは、もしかすると、ドブ川のように濁って否定的となってしまっている状況から、なんとか、昔のようにのんきな状況に移り変わろうとしている変化を支えるために、その二つの場面に同じ大蛇がいた、という意味合いがあるのかも知れません。
ですが蛇は、わたし達人間にとって危険な生き物であることには変わりないので、その"支える力"には、土を這うもの(母性的エネルギー)という肯定的な側面の裏側に、調合されて薬となる前の毒性という一面がある可能性も、否定できません。
ですがこの夢は、切り替えようとするご本人を支えようとしている何かについて語られた夢、という意味で、基本的には肯定的なニュアンスの強い夢だと思われます。
いかがでしょうか?

ゆり様

鈴木先生、こんにちは。
父親のそばにいた蛇について、また、蛇が家に住み着いたということの意味について、深い分析を頂きましてありがとうございます。
家に住み着く蛇=変わろうとする(変わらざるを得ない)私自身を支えてくれる存在としての蛇、という解釈、非常に心強いものとして受け止めました。
1つ目の夢の中では、うっかりするとこちらが飲み込まれかねないような不自然なくらいの大きさの蛇でしたが、2つ目の夢の中では、私は蛇2匹をそれほど不気味なものとしては受け取っておらず、大きさも普通でした。
馬鹿でかい大蛇が私の中でほどよい大きさの蛇に変わってくれ、しかも居間ではなく、ちゃんと外の土の中(いるべきところ)にいてくれている、というようにプラスに受け止めたいと考えております。

父のほうにいた蛇が、マッサージチェアのほうに向かってきたというこの描写は、2匹の大蛇という相対的な要素の中でも、父性的なものと関係を持つ何らかのもの(蛇)が接近してきた、という状況について語られているのでしょう。
それは、気味が悪いので否定的な要素の可能性もあり、その象徴性を考える場合、やはりその頃の父親との関係や、父親を思い浮かべたときの連想を広げる作業をする必要があるでしょう。

こちらについてですが、特に父親のそばにいた蛇が特別否定的な意味合いをもつというわけではないと思います。
といいますのは、私は夢の中ではどちらの蛇も大きすぎて不気味、部屋の中にいるのも不気味、両親が蛇を何とも思っておらず一緒に寝そべっているのも不気味、母が蛇をもてあそんでいる行為そのものも不気味、とすべてにおいて違和感を持っていたので、仮に近づいてきたのが母のそばの大蛇であっても、あるいは指に絡めていた子蛇であったとしても、いずれにしても私は逃げ出したように思います。
ただ、子供の頃の父との関係を思い出すとき、少しだけ心残りなことがあります。
昔は(私が子供の頃は)、今のようにイクメンという概念も流行もなく、当然父は仕事中心の生活を送っており、私もそれほど父に懐いていませんでした。
大人になってから、もう少し子供の頃も父と仲良くしておけばよかったな、と後悔しています(それができないから、所詮は子供なのですが・・・)。
そう考えますと、父のそばにいた蛇、というのはそのようなコミュニケーションギャップ、すれ違い、あるいは私自身の未成熟さというのを反映しているかもしれません。
あるいはかつて(今でもややそうですが)、夫との時間をきちんと取れていないことに対する罪悪感を反映しているのかもしれません。

鈴木めいや

父の傍にいたその蛇は、父に対する後悔や、父(あるいは父を基本にした周囲の男性・夫など)との関係性を保つときに生じるはずであった何らかの心のエネルギーをあらわしている、とも考えられますね。
それはたぶん、父などの男性に冗談を言ってみたり、あるいは頼ってみたり、頼られてみたり、甘えてみたりというときに無意識という土壌の中から自然に生じてくるような、母性的・女性的な関係性を築くためのエネルギーで、それは蛇のようにクネクネとした要素なのかも知れません。
父の近くにいた蛇が近寄ってきたという夢のなかのこの描写は、ご本人がいままで無意識下に排除してきてしまった"本来なら生じていたはずであった心のエネルギー"が、近寄ってきた、というニュアンスをも含まれている可能性も考えることができるでしょう。

蛇についての象徴性を深く考察することができ、とても楽しいものとなりました。
今回は、夢診断の依頼ありがとうございました。

ゆり様

このたびは、大変興味深い御鑑定をいただきまして誠にありがとうございました。

2010年11月28日 〜 2010年12月23日

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