夢判断28「洪水」p3

  
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洪水



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NH.こよみ 様
35歳 女性

タイトル/「洪水」

鈴木めいや

「異性について、私はどこか壁を作る事が多いのですが〜」

という多少の問題も解決のヒントを掴むことが出来るかも知れません。そのために、そのような領域(心の高み)へどうしても行って見たいのだと思います。

ですが、結局その領域にまでたどり着くことが出来ないのは、心理テストの結果、男性性が少し太古的であることと関係がありそうです。

場面5)
すると、元会社の仲良しの先輩(女性)から携帯に連絡が入ります。
夢の中のこの女性は、ご本人の連想から、ご本人が持っている身近で発達した女性的要素を象徴していると思われます。
携帯がピンクなのも、その携帯が、女性的な心の機能を有していることを意味しているのでしょう。
さらに、夢の中の「声」は、魂からの声、というイメージを伴う場合があり、崇高なイメージである場合が多くあります。

そんな彼女の声によって、あなた(夢の中の自我)は、その場に留まって話をしてしまいます。このことは、彼女(ご本人の優れた女性的な側面)が2階という精神の高みへ向かうことをジャマしてしまっていることを示しています。

この作用は、現実での 「どこか壁を作る」という心の状況とどこか似ていますね。
というのは、現実の生活において、いつものNH.こよみ様らしい優れた女性性が、男性との接触に壁を作っている状態であるかのように感じられるからです。

なので、携帯電話で話をしているこの場面からは、いつものご本人らしい女性的な心の働きだけでは、やはり、男性に対して壁を作りやすい状況にある、ということを示していると言えそうですね。

夢の中で、ジャマに作用してしまっているそんな先輩に対し、2階という精神性の高みへ向かうために「切るねごめんね」と繰り返しますが、そのときには、洪水によって、沢山の人が次々と水に呑まれてしまいます。

彼らは、コントロールの利かない激しい内的な情動性(洪水)の犠牲者であり、この場面は、さまざまな古い要素が一掃されていく元型的な瞬間です。

ですが、たとえ無意識下の古い要素が一掃されたとしても、NH.こよみ様は、そんな激しい情動性に呑まれて、我を見失ってしまうことなどない、という自信があります。 

この自信は、根拠の無いものではなく、おそらく、過去に起きた同じような内的体験を踏まえての自信であるように思います。

繰り返しとなりますが、この夢は、「旧約聖書ノアの箱舟」のように、今後の進展のために、とある側面が一掃される瞬間について語っているのではないかと解釈することができます。

このように解釈させて頂きましたが、いかがでしょうか?

NH.こよみ様

鈴木めいや様
お世話になっております。

夢の解釈ありがとうございました。
自分の置かれている現状と、あまりにシンクロしている事が多く、これからにとって、とても参考になりました。
夢の中で、その悩み?と言うか、感情をコントロールしている様に思えます。

ここまで、ハッキリ記憶に残る夢を見る事がほとんど無いので
とても気になって居ましたので、スッキリすることが出来ました。
良い歳になっていますが、これから先でもまだまだ沢山の経験をして行くと思いますのでその中で、また同じ様な事に巡り会うかもしれません。
その時に、夢の事を思い出して少しでも進展があれば良いかと思います。
本当にありがとうございました。

2012/03/16 〜 2012/03/22

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