バスでの出来事
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Racco2go様
３９歳 女性
タイトル／「バスでの出来事」
鈴木めいや
タイプの心理テストの結果では、直感的な意識の働きがあまり生かせていないようですので、もしかしたら、その未開拓の心の領域とは、直感的な心の側面のことかも知れません。
また、目的地に向かうためには乗り換えが必要であったり、ガイドブックの目的のページがなかなか出てこなかったりしたのは、それだけその側面は、たどり着くのに困難な心の深い未開拓の層であると言えそうです。
ですが、もし、今後そんな心の側面を分化・発達させていくことができれば、私生活の様々な事柄が、いままでに無かった新しい視点から見ることができ、幅広く楽しめるようになる、ということに繋がっていくかと思われます。
この２通りの解釈は、夢には多義性がありますので、どちらのニュアンスも持ち合わせているのかも知れませんし、あるいは、
「夢の中のパリは、その２か月間の滞在後に一度日本に帰国し、彼には連絡せずにまたフラっと観光旅行で訪れているという設定です」
とのことですので、二つ目の解釈のほうが、より正しいのかも知れません。
「バスでの出来事」の夢を、もう少し詳しく解釈するために少し質問させて頂いてもよろしいでしょうか？
質問１）
具体的な思い出でも漠然とした印象でも結構ですが、バスを思い浮かべたときに、どのようなことを連想しますでしょうか？
Racco2go様
ご質問にお答えします。
・ 小さいときに家族でバス旅行をしていたときに、山道で気持ちが悪くなり戻してしまったこと （実際の出来事です）
・ 田舎の中を走っているバス
・ 遅い
鈴木めいや
質問２）
夢にも少し触れている元彼とは、どのような性格の人だとお思いでしょうか？
また、その彼を思い浮かべたときの連想をお聞かせ下さい。
Racco2go様
・Give and Take ではなく Take and Take の考え方をする。
・少しピントがずれている感じ（ものごとの本質をとらえる力がない）
・自由に伴う義務や権利を理解していない
鈴木めいや
質問３）
夢の中で触れている「シャトレ」とは、ご本人にとってどのような地域でしょうか？具体的な思い出でも漠然とした印象でも結構ですが、シャトレを思い浮かべたときに、どのようなことを連想しますでしょうか？
Racco2go様
在仏中に通っていた語学学校のある駅の地名です。かつて中央卸売市場があった古い土地です。
駅の構造が非常に複雑で、思う通りの地上出口に出ることができなかったのが思い出です。
通っていた語学学校のことも思い出します。素敵なお友達と出会うことができたので、語学学校のことを思い出すとなんだかキラキラしたイメージがあります。
難関のシャトレ駅を抜けて語学学校にたどり着くとキラキラしている という感じでしょうか。
かと言ってシャトレ駅がイヤだという訳ではなく、「あ、今日は思っていた通りの出口に出られた」とか「この通路はここにつながっているのか」とか、新たな発見というか、小さな冒険を楽しんでいたように思います。
鈴木めいや
質問４）
夢の中に出てきた、それぞれの登場人物（運転手の女性や黒人男性、グループの日本人女性やその男性、いつの間にか乗り込んでいた大ブーイングしてきた満員の乗客など）は、それぞれ、見た目どのような性格の人だと感じますでしょうか？
Racco2go様
女性運転手 ： 髪の毛はダークブロンドで肩につくくらいの長さ。目は青。特に親切でもなく、不親切でもない感じ。
黒人運転手 ： 外見はあまり覚えていません。背が高く、短髪（黒髪）。 行きたい場所などについて問いかけてきてはくれませんでしたが、バスを徐行させてくれるということで親切さがあらわれていると思います。フランスではありえないことだと思うので。
日本人グループ ： 女性が2〜3名、男性も2〜3名のイメージ。大学かなにかの仲のよいグループで旅行にきているような感じでした。
日本人女性（最初に話しかけてくれた人） ：
目はパッチリ。黒髪でショートボブ。背は普通くらい。サッパリとしたどちらかと言うと男性的な性格の印象を受けました。夢の中で途中下車で△△に行ったら、その人と少しお話をしたいと思ったのを思い出しました。
日本人男性（バスを追いかけてきてくれた人） ： 身長・体格は普通くらい。黒髪。明るく活発なイメージではなく、少し暗めな印象。
満員乗客 ： 移民系が多かったです。アラブ系アフリカ系や南ヨーロッパ系の色々な人種が混じっていました。どちらかと言うと、ワーカー系な身なり（スーツを来ている人はいませんでした）で、高学歴や高所得者層ではないようなイメージがあります。怖くはなかったです。それとなぜか女性の乗客がいませんでした。
ブーイングされて、みんな早く帰りたいのだな、と思ったのを思い出しました。
鈴木めいや
質問５）
夢に登場した元彼は、現実にはどのような職業についていましたでしょうか？
そして、彼の仕事に対し、どのような連想が働きますでしょうか？
Racco2go様
元彼は日本のメーカー勤務のサラリーマンです。
今はフランス駐在を命じられてパリにいます。
彼の仕事についての連想・・・ですか・・・。
あまり連想されるものはないのですが・・・しいて考えてみると・・・。
日本にいるときも、在仏中も、何かと仕事の手伝いをさせられることが多く、「この子ホンマに大丈夫なんかな？」と思うことが多かったです。
特にフランス駐在の生活ぶりを見てみましたが、せっかくのフランス生活（仕事もプライベートも含め）をなんとももったいない形でを送っているなぁ、
という感想を持っています。
いずれにせよ、大企業のサラリーマンでよかったな（クビになることはない）という印象です。
自分なりの解釈なんですが。
幼少時に海外に住んでいたせいか、日本的な社会になじめずにいる部分があり、窮屈に感じることが多いです。
なので、海外での就職を考えはじめているところですが、同時に日本での就職活動も行っています。
本当の目的地 ＝ 海外での就職
途中の△△ ＝ 日本での就職
というような感じがします。
本来行こうと思っていた目的地が明確でなく自身ももてず、周囲に流されて途中下車してしまい、それで後悔する、という状況を恐れているのかな〜
など・・・
単身海外に赴くことは不安も非常に大きいのですが、いままでのような窮屈な感じではなく、なにか新しい世界がまっているのではという期待もあります。
２通りの解釈、それぞれに、納得できる部分が多いです。
それではよろしくお願いします。
鈴木めいや
ご回答いただきまして、ありがとうございました。
夢の内容が内容ですので、解釈が少し長文になってしまいましたが、目を通していただければ幸いです。
【 夢判断 】
新しい仕事をする前に、新しい心の側面を開拓すること（心を成長させようとする無意識のプロセス）をあらわした夢
今回ご依頼いただきました「バスでの出来事」の夢は、個人的な心の層によるものと思われますので、この夢からは、あまり元型（全人類共通の普遍的なイメージ）を汲み取ることは出来ず、そのため世界中にある芸術品や昔話などの心理学的な解釈は参考になりませんでした。
ですが、夢の個々の個人的連想を追うと、その意味するところの輪郭がボンヤリと浮かび上がってくるように見えてきます。
当初、わたしは２通りに解釈が成り立つと考えていましたが、やはりどちらかというと、この夢は、
「ご本人の生活を〜
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